調の家 2010

敷地面積 199㎡
延床面積 143㎡
木造
地上2階

出入りできる間口が狭く限定された敷地に対して、施主は複数のクルマの為のスペースを望まれた。クルマの回転半径と敷地の幅の関係から、60度駐車という選択肢を採用して、そこから生まれる斜めの軸線が居住スペースに取り込まれている。クルマへの愛好がこの住まいづくりの契機となっているので、ガレージをリビングと同等の高さと広さと仕上げとして「均等の関係」とすることで、クルマと過ごす時間も大事な生活時間となることを意図している。お互いの空間は階段ホールを通して視認できる距離感を保っている。